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【広州生活のトリセツ−1.0】渡航前の情報収集についての概要2025.08.14

広州を象徴するツインタワーと海心沙
 会社からの辞令で、中国・広州への赴任を命じられたとき、多くの方が心の中で驚きを隠せないかもしれません。地理的には日本から近い中国ですが、広州の実態についてはあまり知られておらず、「杭州は聞いたことがあるけれど、広州ってどこにあるんだ?」と戸惑いや不満を感じた方もいるでしょう。
しかし、広州は中国五大都市の一つに数えられ、歴史と経済の両面で重要な役割を果たしている都市です。日本国内での知名度はそれほど高くありませんが、世界的には貿易や製造業の中心地として知られ、国際的なビジネス都市として高い評価を得ています。

 これから赴任するにあたり、現地での生活や仕事をスムーズに始めるためには、渡航前の段階で広州に関する正確で具体的な情報を収集・整理しておくことが不可欠です。地理や気候、経済状況、生活環境、安全情報、教育事情、そして日本人コミュニティの有無など、幅広い分野の情報を体系的にまとめておくことで、不安を軽減し、着任後の生活立ち上げを大きく加速させることができます。

 

01  現地情報の収集

東山口にある教会

 広州は亜熱帯気候で湿度が高く、夏は長く蒸し暑く、冬は短く温暖です。この気候に合わせて衣服や家電(除湿機など)を準備することが望まれます。治安は比較的安定していますが、繁華街や人混みではスリや置き引きが発生することがあるため、日本よりも防犯意識を高く持つ必要があります。現地行政や生活習慣は日本と大きく異なり、公共料金の支払いや役所手続きもオンライン化されているため、スマホアプリの活用が生活の基盤になります。

 

02 駐在員ネットワークの活用

2021年から4年連続で続いている総領事杯ドラゴンボートレース大会は、商工会会員じゃなくても参加できる

 同じ会社の先輩駐在員、広州日本商工会、日本人コミュニティ(WeChatグループやFacebookグループ)から情報を得ます。学校、医療機関、買い物事情、現地の安全対策など、生の経験談を聞くことで、公式ガイドには載らない生活のコツがわかります。特に、広州日本人学校やインターナショナルスクールの入学手続きは早めの情報収集が不可欠です。

 

03 医療・安全情報の把握

広州は小さい病気なら日系クリニックで対応してくれるが、大きい病気になると総合病院に行かなければいけなくなる。基本全額前払い※いらすとや

 日本語対応が可能な病院(イーストウエストメディカルセンター、櫻華メディカルセンター、康辰クリニック、広州和睦家医院など)の場所や連絡先を控え、海外旅行保険証書は紙とスマホの両方で管理します。在広州日本国総領事館の公式サイトやメールマガジンで、安全情報や災害時の情報を常時チェックできる体制を作っておくと安心です。また、微信ニュースで広東省内行政区の安全情報ページ(中国語か英語がメイン)や台風・大雨警報を受け取れる天気アプリも事前設定しておきましょう。

 

04 渡航前のお部屋探し

友和生活のHP(スマホ版アプリ)

 広州では駐在員向けの住宅は高級マンションや外国人向けサービスアパートが中心です。物件探しの際には、通勤時間、子どもの学校までの距離、日本人コミュニティの有無、スーパーや医療機関の近さを考慮します。渡航前からオンラインで物件を比較できるサービスとして、「友和生活APP」「友和生活HP※」が便利です。これらは広州駐在員の間で利用されることが多く、日本語対応物件や家具付き物件、契約条件などを事前に確認できます。現地到着後の内見スケジュールも渡航前に設定しておくと、住居選びが短期間で済みます。

※友和生活HP

https://yuwa-life.com/news

 

05 中国生活に必要なアプリ(渡航前に必ず導入)

 

買い物に困らない淘宝(taobao、左)とレストラン検索の大衆点評のアプリ

 

 生活の中心となるのはWeChat(微信)とAlipay(支付宝)で、メッセージや通話、送金、決済、公共料金支払い、役所申請まで可能です。チャットして役立つ微信は、「日本語→中国語、中国語→日本語の翻訳機能」がついているので役に立ちます。
ショッピングは淘宝網(Taobao)京东(JD.com)が便利で、家具や日用品、日本製品も注文できます。交通では滴滴出行(DiDi)が主流で、中国の銀行口座開設後に微信を通じてを登録しておくと現地でスムーズに利用できまレストラン検索は大众点评(大衆点評)がいいでしょう。

地図は百度地図高徳地図を現地用に、Google MapsはVPN経由での使用に備えます。言語面では有道翻译官(翻訳)や百度翻訳の翻訳機能が看板や食品ラベルの理解に役立ちます。
旅行は、中国の大手オンライン旅行代理店の「携程旅行網」(C-trip)、鉄道切符購入は「鉄路12306」、広州地下鉄は「广州地铁」(Guangzhou Ditie)のアプリが役に立ちます。

 

06  VPN導入の準備(渡航前に必ず導入)

 Google、Gmail、YouTube、LINEなどは中国本土では規制されており、VPNを使わないとアクセスできません。現地ではVPNサービスのサイトにアクセスできない場合が多いため、日本で有料VPNを契約し、アプリのインストールと接続テストまで済ませておくことが必須です。VPNは通信を暗号化するため、セキュリティ面でも重要です。良之助VPN、1coinVPNがお薦め。

 今回は概要をお伝えしましたが…、これらの情報は、まだ導入部分に過ぎません。次回以降は、さらに踏み込んだ内容を取り上げ、より詳しくご紹介していきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

 

 

 

必要なアプリ(渡航前に必ず導入)

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