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【安語中国語教室】春の中国茶教室を開催2025.03.20

去る3月19日(水)、友和アパートにて中国茶教室「春日茶会・茶韻雅集」が開催された。友和グループの安語教室が主催する本会には17名が参加し、大高中国茶教室より、国家茶芸師技師、国家高級評茶員、茶文化交流協会考評涉外文化講師の資格を持つ張潔麗氏と呂芬芬氏が講義を担当した。
翌20日の春分にちなみ、本会では春を感じさせる中国茶や茶菓子が用意された。参加者たちは、穏やかな春の趣に包まれながら、茶の香りと味わいを楽しみ、心満ちるひとときを過ごした。

 

言葉を学びながら茶道会

本会の冒頭では、春の季節にちなんだ中国での生活習慣についての講義が行われた。中国の気候をはじめ、身体を壊さないための養生法、食事の注意点、生活リズム、メンタルケアなど、春を健やかに過ごすための情報が、中国語の単語や発音を交えながら解説された。
広東特有の湿気については、「湿気と風が多く、体内に湿気が滞りやすい」と説明があり、さらに「中医学では春は『木』に属し、肝臓と関連している。春は肝火が上がりやすく、情緒が不安定になりやすい」と、陰陽五行説と人体の関わりについての説明がなされた。食生活に関しては、「酸味の強い食材(例:山査子)を控え、甘味のある食材(例:ナツメ、山芋)で脾を整える。あっさりとした芽野菜(豆もやし、チャンチン)や緑の野菜を中心にし、油っこいものや辛いものは控えることが望ましい」と、体調管理のポイントが伝えられた。
続いて、春にふさわしいお茶が紹介された。芳香によるリラックス効果、脾胃の活性化、寒気や湿気の払拭といった効能が期待できる「菠夢紅茶」「ジャスミン茶」「鳳凰単叢・鴨屎香(烏龍茶)」などが提供された。さらに、春に特有の身体のだるさ「春困」についての解説があり、「冬は身体の活動レベルを下げて熱を逃さないようにしているが、春になっても身体がまだ目覚めておらず、倦怠感が続くのが春困の正体である」と説明された。その対策として、気の巡りを良くし胃腸を温める「バラの花3個+陳皮1切れ+紅茶3g」のブレンドティーが紹介され、「春の一杯は、心身を整える薬。この茶会を通じ、季節の移ろいを感じながら、健やかな一年の始まりを共に迎えましょう」との言葉とともに講義が進められた。
参加者たちは、さまざまなお茶を飲み比べながら、春の訪れを感じさせるヨモギ団子を堪能し、先生の講義に熱心に耳を傾けていた。張先生は「春の雰囲気に満ちた茶会となり、皆さんの笑顔が溢れる充実した一日でした」と、茶会の成功を喜んでいた。

安語教室では、今後も生徒たちに役立つ活きた中国文化イベントを開催していきます。

協力:大高中国茶教室

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