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【安語中国語教室】教師の日についての豆知識2025.09.10

毎年訪れる9月10日は教師節=教師の日です。日本にはないこの特別な記念日は、どんな由来で誕生したのか気になる方もいると思います。今回は日ごろから頑張る先生を称えるために、教師節について解説していきます。

 

日頃から頑張る先生に感謝。※いらすとやより

 教師の日は、教師のために特別に設けられた記念日であり、社会全体に「先生を大切にし、教育を重んじる」という伝統を広めることを目的としています。模範となる教師を表彰することで風潮をつくり、教師という仕事の誇りや名誉を高め、教育に尽くしてきた先生方の功績を讃える日でもあります。中華人民共和国では、毎年9月10日が教師の日と定められています。

中国の伝統文化の中には、古くから「先生を尊び、学びを重んじる」という考え方が受け継がれてきました。紀元前11世紀の西周時代にはすでに「弟子が先生に仕えるのは、父を敬うのと同じ」という言葉があり、漢晋時代には孔子の誕生日(旧暦8月27日)に皇帝が祭孔の儀式を行っていました。その後、歴代王朝で儀式の格式は高まり、孔子の誕生日は実質的に教師の日として扱われるようになり、祭孔の大典は教師を祝う重要な行事となっていきました。

近代に入ってからも、教師の日を定めようという動きは続きました。1931年には邰爽秋や程其保らが6月6日を教師の日とすることを提案しましたが、国民党政府には正式に認められませんでした。1939年には国民党政府が孔子誕辰の日を教師の日とすることを決めましたが、全国的には広まりませんでした。1951年には「5月1日の国際労働節を教師の日と兼ねる」と発表されましたが、趣旨がぼやけてしまい実際には定着しませんでした。

その後、1981年に徐伯昕、呉貽芳、葉聖陶ら17名の全国政協委員が、あらためて教師の日を設けることを提案しました。調査や議論を経て、1985年1月に全国人民代表大会常務委員会が国務院総理の提案を採択し、毎年9月10日を教師の日と定めました。そして同年9月10日が、新中国で初めて迎えた教師の日となったのです。

世界の多くの国々にも教師の日があります。日付は国によって異なりますが、いずれも教師という仕事への敬意を表し、先生を大切にし、教育を尊重し、社会全体で教育に関心を持つことを目的としています。2025年の教師の日のテーマは、「教育者の精神で心を育み、先生を支え、教育立国の新しい物語を共に紡ごう」です。

 

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