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【煙月(えんげつ)】深夜遅くのラーメンが胃袋との相性抜群!2025.12.08

林楽路の一角にある喜士多(トマトマークのコンビニ)から北に入り、2カ所のゲートを抜けると出てくる煙月

 今年10月22日、同業者がひしめく僑林苑の一角にオープンした「煙月」は、深夜2時まで営業する頼もしい居酒屋である。「2次会でよく行く」という常連の口からまず飛び出すのは、夜のソウルフードとも言えるラーメンの存在だ。

1階のカウンター席。奥には2階に上る階段がある。飲み放題は90分88元とかなりお得

 なぜ締めにラーメンなのか。なぜ人は2次会でラーメンを求めるのか。文献をひもとくと、アルコールによって低下した血糖値を戻すため、身体が炭水化物と塩分を求める、そんな生理的サインがあるという。さらに、塩分と水分で酔いを和らげたいという本能的な欲求も働き、酔った身体にとってラーメンはまさに“相思相愛”の存在となるわけだ。

同店の看板メニューの1つの塩ラーメン。もっちり麺と最初の飲み口があっさりした濃いめのスープが美味。肉は鶏ささみ

 今回いただいたのは、同店特製の塩ラーメン(58元)。さっぱりとした仕立てながら、スープはしっかり濃いめの旨みにまとめられている。広州で打つ自家製麺がそのスープを軽やかにまとい、気がつけば箸が進む一杯である。筆者自身、塩ラーメンを食べるのは久しぶりだが、口に含んだ瞬間に「ああ、これぞ日本の味」と、少し懐かしい感情が湧き上がってきた。胃袋が一瞬で掴まれた瞬間だった。

煮干出汁が効いている同店特製の醤油ラーメン(58元)

同店の看板料理といえば料理長が丹念に仕込んだおでんだ!

 もう一つの看板といえば、料理長の手で丹念に仕込まれたおでん(各10元〜)。5個48元の盛り合わせ(種類はお店任意)は、しっかり染みた出汁の旨さがどれにも行き渡り、何を食べても思わず口元が緩むほどの出来栄えである。これから寒くなる時期には、ますます恋しくなる逸品だ。

2階には2〜8名が利用できる個室を用意

 店内は、1階がカウンター席、2階が2〜8名用の個室という構成で、人数や用途に応じて使い分けられるつくり。遅い時間帯の“帰りのライフライン”として、しっかりと食事を取れる貴重な一軒となりそうだ。

海鮮アヒージョ68元

一口手作り一口餃子48元

四川出身オーナーがお薦めする四川風牛肉独占秘爆炒め(88元)

煙月データ

🏨天河区天河北路僑林苑街64号1階

⏰️17:30〜翌2:00

☎️191-2920-0063

平均消費:150元

ご興味がある方は、下記までお問い合わせください

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