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広州モーターショー完成車メーカー出展エリア一覧2025.11.20

第23回広州モーターショー開催
2024年広州モーターショーの様子
あと1日と迫った(第23回)2025広州モーターショー(11月21日〜30日)。国内外問わず大勢の完成車メーカーや部品メーカーが出展し、涼しくなった広州の気候を熱く盛り上げる今年最後の大型イベントだ。
今回は第1部で各メーカーの出展ブース、第2部は出展を見送る外資メーカーをお届けします。
今年の完成車展示会場はA区とD区です。最寄り駅は琶洲駅より新港東駅がお薦めです。

①見どころは中国新興メーカー

今後はプラグインハイブリッド(PHEV)が主力になっていく中国自動車市場

情報源
2025(第二十三届)广州国际车展展位图来啦!
A区
1.1 レクサス、VW(一汽、上汽)、紅旗
2.1 BYDグループ(デンザ、方程豹、抑望、BYD本体)
3.1 一汽アウディ、吉利銀河
4.1 長城グループ(WEY、ORA、HAVAL、タンク、長城炮、SOUD)、ボルボ、BMW・ミニ5.1 ベンツ、キャデラック、北京汽車

2.2 広汽グループ(トヨタ、ホンダ、伝祺、アイオン、HYPTEC)
3.2 一汽トヨタ、フォード、東風グループ(NAMMI、風神、奕派)、MG(上海汽車)、長安
4.2 キア、上海大通、華為、ジェッター、星途、チェリー
5.2 AITO東風ホンダ、212SUV、リンカーン、栄威

24年に展示、25年3月に発売を開始した広汽トヨタの鉑智3X(bZ3X)はBEVながら10万元台からの低価格路線で今年9月の販売台数は9000台を越えた

価格が11万元からのBEVのN7の好調な販売が苦境の日産を救うかー?今後は、N6も出す予定

D区
17.2 楽道、AVATR、長安マツダ、小米、智界、小鵬
18.2 嵐図汽車、東風日産、鴻蒙智行(華為と提携したスマートEV開発グループ)、寧徳時代(CTAL、バッテリー)

19.2 ビュイック、智己、理想、零跑、猛士
20.2 NIO薇来、リンク&CO、Zeekr、上海アウディ※赤字は日系企業、太字は勢いのある新興完成車メーカー

どこから見ていくか、まずは日系メーカーのトヨタとホンダが揃う広汽グループが集うA区2.2、真下にある2.1のBYDグループを中心に回ってみよう。D区では、中国新興メーカーが揃う17.2と18.2、19.2、20.2ブースだろう。こちらはこの数年頭角を現しているメーカーで、話題の小鵬や小米、理想、零跑、Zeekrあたりに期待できる。欧州車に負けない外観と内装のデザインは、日本車に慣れた日本人が目を見張る仕上がりぶりだ。

第2部外資系高級ブランドが不参加

 第23回広州モーターショーでは驚くべき事態が起きている。主要な外資・合資メーカーが10社以上もそろって不参加となり、人気だったブースがまるごと空白となる一方、国産メーカーが大規模に出展し、会場をほぼ独占する状況である。情報源
2025广州车展 这些你熟悉的品牌今年都没来

外資メーカーの“辞退ラッシュ”
①韓国勢は起亜だけが参加し、北京現代(ヒョンデ)は欠席。同社は昨年、新型サンタフェを大々的に披露したにもかかわらず、今年は姿を見せない。また、10月末に発売した新型「羿欧」は本来ならアピールの好機であったが、モーターショーのお披露目を辞退し、中国市場への自信のなさを疑わせる。
②アメリカ勢の苦境も深刻である。シボレーは10月の販売台数がわずか198台。マリブXLは143台、探界者21台、科魯澤2台と厳しい数字で、出展しても注目を集めるのは難しい。
③JETTA(捷達)も9月に新型VS8を発売したが、南方市場では効果が薄いと判断して不参加を選んだ。月4000台以上売れるVS5があるにもかかわらず、宣伝の機会を逃した形である。
高級ブランドも続々欠席
④ジャガー・ランドローバーは合資・外資ともに参加せず。特にディスカバリー・スポーツは10月の販売が77台と低迷し、長年モデルチェンジもないため、出展の意義が乏しいのが現状である。
⑤ブランド改名後に話題性が下がったロータスは、高価格帯モデルが売れず不参加。⑥ヒョンデ系のジェネシスも今年の販売が1000台未満と振るわず、ブランド力不足が露呈している。
⑦さらに、超高級ブランドが一斉に姿を消した。ロールス・ロイス、ベントレー、ポルシェ、ランボルギーニ、マクラーレン、アストンマーティンがすべて不参加であり、例年の“豪車展示”が完全に消滅した。

主役に躍り出る国産メーカー
一方、国産メーカーは過去最大級の存在感を示している。⑧BYDはデンザ、方程豹、仰望、BYD本体の4ブランドを大規模に出展し、急速充電や先進運転支援をはじめとする最新技術を披露する。

⑨Huaweiの「鴻蒙智行」も独立した巨大ブースを構え、問界・智界・享界・尚界の4ブランドに加えて車載ソリューション専用ブースを展開し、5つのブースが一体となった圧倒的な展示規模を実現している。
⑩また、小米、理想、蔚来、極氪(Zeekr)、零跑、嵐図、智己など新興メーカーも総力を挙げて出展し、EV、レンジエクステンダー方式(増程式)、高性能モデル、中型SUVなど、多様なカテゴリーの新車を披露している。

 技術力、デザイン、装備面を総合しても、中国の新エネルギー車(NEV)はすでに外資メーカーを明確に上回っており、今回の広州モーターショーはその現実を象徴する場となった。外資メーカーの大規模な不参加は、中国自動車産業が本格的に世界トップクラスへと成長した証である。

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