いらすとやより

2025年4月8日から京滬高鉄でペット託送サービス開始。北京南駅、済南西駅、南京南駅、上海虹橋駅、杭州東駅が対応

　2025年4月8日より、鉄道部門は京滬高速鉄道の一部列車において、「隔離輸送・人とペットの分離・専任スタッフによる看護」を特徴とする高速鉄道ペット輸送サービスの試験運用を開始した。それに伴い、鉄道12306アプリにも「ペット輸送」機能が新たに実装された。乗客は乗車の2日前以上にオンラインで予約を行い、予約が成功した場合、同一列車において家庭で飼育され、健康状態が良好である猫または犬（体重15㎏以下、肩高40㎝以下）を1匹まで託送することが可能である。

 

情報源

4月8日起铁路部门试点高铁宠物托运服务 铁路12306同步推出“宠物托运”功能

 

京滬高鉄で10列車が運用

鉄道部門は輸送供給側の構造改革を継続的に深化させており、多様化する旅客のニーズに積極的に対応している。広範な旅客の意見聴取および市場調査、さらに専門的な試験評価を経て、北京南・済南西・南京南・上海虹橋・杭州東の5駅間を結ぶG119/118、G121/122、G127、G134、G183/184、G195/196など計10列車において本サービスを試験導入した。

 

このサービスは「隔離輸送・人とペットの分離・専人看護」という三つの原則に基づいている。
第一に、専用機器を使用した隔離輸送である。専用の高速鉄道用ペット輸送箱を使用し、空気循環、酸素濃度および温湿度の監視機能、騒音軽減および脱臭機能を備えている。ペットは全行程この箱に収容され、列車内の高速鉄道貨物コンテナに安置されるため、毛の飛散・臭気・鳴き声などによる影響を防ぐことが可能である。
第二に、完全に独立した保管方式により、人とペットは分離される。各列車には1セットのペット輸送箱専用貨物コンテナが設置されており、通常は中部車両の端に位置し、旅客空間とは隔てられている。乗務員は箱を開けず、車内環境の良好な維持とペットの安全を確保する。
第三に、監視と巡視を強化し、専任スタッフが看護を行う。スタッフは輸送箱の監視システムを通じてペットの状態を確認し、2時間以内の間隔で巡回を実施、必要に応じて飲料水を補充するが、給餌は行わず、托運人による面会も認められていない。輸送完了後には速やかに輸送箱を清掃・消毒し、終着駅到着後には貨物コンテナ全体も徹底的に清掃・消毒される。

 

本サービスは「人とペットが同時出発・同時到着」を原則とし、乗客は鉄道12306アプリの「ペット輸送」機能を通じて該当列車を検索し、乗車券の購入と共にオンラインでペット托運の予約を行う必要がある。予約成功後は、有効な身分証明書および有効期限内の「動物検疫合格証明書」を携帯し、出発駅の中鉄快運営業所にて托運手続きを行う。目的地到着後は、SMSまたは電話による案内に従い、ペットを受け取ることとなる。
試験運用中のペット輸送サービスは、輸送距離に応じた段階的料金体系を採用しており、初期段階では3割引の割引価格で提供され、保険金額2000元の基本保険も付与される。詳細な情報については、12306または95572のカスタマーサービスホットライン、もしくは鉄道12306アプリにて確認が可能である。鉄道部門は、試験運用期間中において広く旅客の意見を収集し、サービスの改善を継続的に図っていく。

 

乗車までの手続き

ペット輸送の注意事項

ペットの託送中の衛生と安全を確保するため、手続きの6時間以内には、なるべく食事を与えないことが望ましい。なお、輸送中には給水サービスを提供するが、餌やりサービスは行っていない。また、ペットに鎮静剤などの薬物を使用することは、輸送中の予期せぬ事故を引き起こす可能性があるため、絶対に止めて欲しい。

 

出発当日

以下の事項を完了してください
●高鉄駅の中鉄快運カウンターにて、出発時刻の2～6時間前に輸送手続きを行うこと。
●ペット、本人の有効な身分証明書、及び有効期限内の『動物検疫合格証明書』を携帯すること。

 

 

到着時

以下の事項を完了してください
●ペットが目的地に到着後、SMSまたは電話にて受取人へ通知がなされる。
●受取人は有効な本人確認書類を携行の上、速やかにペットを受領すること。

 

春游オンライン予約方法について

 

12306内のペット輸送サービスページへの行き方

①高鉄のペット輸送は、事前のオンライン予約が必要である。12306の首頁から精選応用ページに飛び「寵物托運」を押す。
②飼主が乗車する日時と列車番号を選択
③ペットの枠があれば購入できる。北京南から済南西まで360元
④差出人と受取人の情報、ペットデーター（種類、名前、品種、肩の高さ、体重、年齢、ペット写真）

乗車日の2日前以降に、同一路線の乗車券を保有している乗客（乗車人と依頼人の身分証明情報が一致している必要がある）を対象に、予約受付が開始される。

 

 

ペット乗車可の列車選択

 

ペット輸送料金

 

動物検疫合格証明書の取得

ペットには「動物検疫合格証明書」の取得が必要である。発行手続きは地域によって異なるため、事前に地元の検疫機関に問い合わせを行い、当日における証明書の有効性を確認することが求められる。

 

ペット輸送手続き

有効な身分証明書、ペット、及び有効期限内の「動物検疫合格証明書」を携行し、出発時刻の2〜6時間前に高鉄駅の中鉄快運営業所にて輸送手続きを行う。

 

ペットの受領

目的地に到着後、SMSおよび電話にて受取人へ通知が行われる。受取人は有効な身分証明書を提示し、速やかにペットを引き取らなければならない。

 

 

ペットの健康条件

以下のペットは輸送の対象外となる：
①妊娠中の猫および犬
②生後15週未満の猫および犬
③受乳期の猫および犬
④出産後7日以内の猫および犬
⑤病気の猫および犬

 

輸送対象となるペット

輸送可能なペットは家庭内で飼育されている猫および犬に限る。1回の輸送につき、1名の飼主が輸送できるペットは1匹までであり、1匹あたりの体重は15kg以下、肩高は40㎝以下でなければならない。

農業農村部が定める47種の烈性犬種およびそれらの血統を持つ雑種犬は輸送不可である。また、国家により保護されている野生猫類も輸送の対象外とされる。

 

ケージの条件

高鉄におけるペット輸送は専用の高鉄ペット輸送箱を使用することが義務付けられており、ペットの安全および快適性を確保するための措置である。

動物検疫合格証明書の取得について

ペットの円滑な輸送を実現するためには、事前に関連規定に基づき、「動物検疫合格証明書」を取得することが必要である。証明書には有効期限があるため、適切なタイミングでの申請・取得が推奨される。

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