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ゲノム編集小麦の安全性、中国政府が初承認 お役立ち情報 日常 2024.06.05

中国政府は遺伝子组み換え(GM)作物の商業栽培を慎重に進める中、ゲノム編集した小麦の安全性を初めて承認した。
中国では、食品の安全を確保するため、高単収で害虫と除草剤に耐性のあるGMトウモロコシと大豆の種子の認可がこの1年で増えている。ゲノム編集は、外来種の遺伝子を用いる遺伝子組み換え(GM)とは違い、植物が持つ遣伝子を変えるもの。一部の科学者の見解では、GMよりリスクが少ないとされている。
中国は、飼料向けのトウモロコシや大豆などのGM作物をほぼ輸入に頼っており、食品用には非GM品種を栽培している。多くの消費者がGM作物の安全性に懸念を抱いているためだ。中国ではパスタや麺、パンを作るために使用する材料としての小麦消費が圧倒的に增えており、病害虫に耐性あるゲノム編集された小麦が今回承認されたことは、大きな節目になる。
農業農村省は除草剤と害虫に強い新種のGMトウモロコシのほか、ゲノム編集された高単収のトウモロコシについても承認した。
同省が公表した文書によると、安全性証明書の有効期限は5月5日から5年間。
中国は、高単収の種子を使うことで、国内生産を拡大し年間1億トン以上の穀物輸入削減を目指す。
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