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今日から使える国内便モバイルバッテリー持ち込み禁止の豆知識2025.06.29

スマホが普及している今、本体の電池持ちとバッテリーの存在はとても重要になっている

 中国民用航空局(以下民航局)は、2025年6月28日から、3C認証マークがないもの、3C表示が不明確なもの、リコール対象のモバイルバッテリー(充電宝)の機内持ち込みを禁止することを発表した。3C認証マークは「CCC」。
近年、旅客が持ち込んだ充電宝やリチウム電池が機内で発火・発煙する事故が相次いでいる。一部の有名メーカーでは電池内部の安全性に問題があるとして、複数の製品についてリコールを実施しており、国家市場監督管理総局も一部製品や電池セルの3C認証を取り消すなどの対応を取っている。ここでは、なぜ民航局よりこういう禁止令が出たのだろうか?その背景と対策を考えました。
情報源
乘坐飞机时竟不让带无3C认证充电宝?背后原因你知道吗
ttps://www.zzc-media.com/article/shiting/9729.html 

究竟| 什么是移动电源3C认证?有哪些核心标准?合格率如何?
ttps://m.thepaper.cn/newsDetail_forward_31051114

 

【查證】無3C標誌行動電源不能上飛機飛中國?僅中國境內航班!台灣飛中國不受此限
ttps://www.mygopen.com/2025/06/3C.html

 

1 安全上の重大なリスクへの対応

※いらすとやより

 ここ数年、機内でモバイルバッテリーが過熱・発火する事故が国内外で相次いでいる。例えば、釜山航空391便(2025年1月)では乗客の手荷物に入っていたモバイルバッテリーが発煙・発火し、緊急着陸に至った事例がある。中国民用航空局(民航局)によれば、2024年以降、航空機内におけるリチウム電池関連の事件・事故は顕著に増加している。
3C認証を受けていない製品は、電池の品質や回路保護機能など安全に関わる要素が不明確であり、構造上の欠陥が存在する可能性がある。そのため、密閉された機内空間においては深刻な事故の原因となりうる。 

2 中国における強制認証制度(3C制度)との整合

 3Cとは「中国強制認証制度(China Compulsory Certification)」の略であり、中国政府が一定の製品に対して義務付けている国家認証制度である。2023年よりモバイルバッテリーも認証対象に加わり、2024年8月1日以降は認証マークの貼付がない製品の製造・販売・使用が全面的に禁止されている。
これにより、市場流通品の品質を統一的に管理し、不良・粗悪なバッテリーが消費者の手に渡ることを防ぐ措置が講じられている。 

3 大手メーカーによる製品回収と認証停止

 2025年6月現在、Anker(安克創新)、倍思(Baseus)、緑聯(UGREEN)、羅馬仕(ROMOSS)など複数の著名ブランドにおいて、バッテリーセルの異常や安全基準未達などを理由に、製品の自主回収が相次いでいる。これらの一部製品に対しては、3C認証の一時停止や認証取り消しも行われた。
このような状況を受け、民航局は予防的措置として、すべての未認証製品の機内持ち込みを一律に禁止する必要があると判断したものである。 

4 国際的な危険物輸送規制との調和

 今回の規定は、中国独自の措置ではなく、国際民間航空機関(ICAO)が定める「危険物航空輸送技術指針」(2025年1月実施)に準拠するものである。世界各国においても、認証のないリチウム電池やモバイルバッテリーは、機内への持ち込みや使用に関して厳格な規制が適用されている。
中国の新たな措置は、国際的な航空安全の基準に整合した対応であり、国際標準への適応を意味している。 

5 実施日と対象範囲

 今回の措置は2025年6月28日より正式に施行され、中国国内線の全便に適用される(香港・マカオ・台湾・国際線は現時点で対象外)。仮に海外から中国へ渡航した乗客が、国内線へ乗り継ぐ場合(例:日本→上海→重慶)も、国内線搭乗時にはこの規定を遵守する必要があるので気を付けてください。 

6 適法なモバイルバッテリー持ち込みのための

ポイント
* 3C認証マークが明確に貼付されている製品を使用すること。なければ没収されます。
バッテリー容量の表記。20000mAh以下、100Wh以下のバッテリーであること(160Wh未満までは搭載可。ただし航空会社の承認が必要)。これがないと、3C認証マークがあっても没収されます。
* 必ず手荷物として機内に持ち込み、スーツケースなどへの預け入れ(受託手荷物)は禁止。
2024年8月以前に購入した製品は認証対象外の可能性があるため、特に注意が必要である。
 

7 3C認証のモバイルバッテリーが手元にない場合どうするか?

モバイルバッテリー本体に3C認証マークと容量マークがなければ中国の空港で没収される。このバッテリーは2018年製で欧州基準の「CE」貼付しかないため国内便の機内には持ち込めない

 日本国内では、依然として3C認証マークが表示されたモバイルバッテリーは少数派である。2025年6月28日に地元のヨドバシカメラを訪れた際、アンカー社製「ナノ・パワー・バンク」の本体に、明確に3C認証マークが貼付されていることを確認した。ただし、これは店頭展示品を直接確認した結果であり、製品の外箱には同マークの記載がなく、アマゾン等の通販サイトでも視認は困難である。
今後、3C認証マーク入りのモバイルバッテリーが市場に出回る可能性は高いため、しばらく様子を見るのも一案である。または、現時点で確認できるアンカーの「ナノ・パワー・バンク」を購入しておくか、中国の淘宝網にて、3C認証マークまたは「可飛機(飛行機搭載可)」の文字が明記された製品を調達するという選択肢もある。
なお、2025年6月29日現在におけるモバイルバッテリーの持ち込み可否は以下の通りである。
* 国際便:可
* 国内便:不可
* 高速鉄道:可

 

淘宝網で売ってる3C認証済みのモバイルバッテリー

 

AIで「燃えるモバイルバッテリー画像生成」を指示したらとんでもない画像が出来上がった

 

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