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佛山観光四連発(祖廟、嶺南天地、南風古灶、清暉園)2025.04.30

祖廟の北帝廟前

 週末家でのんびりするのもいいかもしれませんが、せっかくなら公共交通機関を使ってちょっと遠出をしてみませんか?まだ広州にきて1年経っていないという方に郊外お薦めスポットは、佛山市の祖廟、嶺南天地、南風古灶、清暉園の4カ所。強行ルートなら1日で観光できるし、ゆったり周りたいなら1泊2日で全部回りきることができるこの観光コース。一体どんな楽しみ方があるのでしょうか。

 

祖廟●美しい屋根瓦に見惚れる廟

北帝廟は霊応祠と前殿、北帝像が置かれている正殿で構成されている

 佛山市禅城区にある佛山祖廟博物館は、同市を代表する建築物である。敷地内には北帝廟やカンフーの黄飛鴻紀念館、葉問堂、孔廟などといった禅城区のなかでも屈指の観光スポットだ。
主な建築物として、まず挙げられるのは、北宋・元豊年間(1078~1085年)に創建された北帝廟である。道教を崇拝した北方玄天大帝を奉るため、「北帝廟」と名づけられたこの廟は、佛山市内にある数ある廟のなかでも歴史が長く、別名・祖廟とも呼ばれている。
代表とされる北帝廟は霊応祠と前殿、北帝像が置かれている正殿のことを指し、左右の回廊でつながっている。前殿にはさまざまな顔をした8体の仙人像が参観者の上に覆い被さるかのように並んでおり、その迫力に圧倒される。
また、両殿と霊応祠の瓦葺きの屋根の上には、陶磁器の故郷で有名な禅城区石湾鎮の南風古灶(zao)で作られたカラフルな人物や神様、龍、風景などの陶塑(陶器の芸術品)が飾られている。中国伝統の物語に基づいて作られた陶塑は、幾度となく修繕を繰り返しており、今回訪問したときもそれぞれが色を塗ったばかりのように鮮やかに彩られ、人物の豊かな表情やしぐさの細かさに思わず見入る。

屋根瓦が美しい祖廟の屋根

 

カンフーで名を馳せた葉問と黄飛鴻を記念する記念館

 北帝廟の西側にあるイップマンこと詠春拳使いの葉問の葉問堂、北側にある黄飛鴻紀念館は彼らに関連する映像資料、映画や写真などが展示されており、ファンならぜひ一度訪問しておきたいところ。それに、毎日10時、14時15分、15時30分になると紀念館の中庭で、カンフーショーが行われ、観光客の前で佛山のカンフーを披露してくれる。さらに、カンフーショーの時間に合わせて紀念館の左側では南方の獅子舞のショーも開催している。

南方獅子は日本の獅子舞と違い動きがとにかくが豊富だ。白に赤と黄色の獅子の頭と獅子の尾で演じる息の合った2人組が威勢のいい太鼓の良い音に合わせて、地面から生える鉄の棒の先端を行き来し、その動きは非常に迫力がある。ここに来るなら、このショーをぜひ見ておきたい。

 

時間帯によっては北の広場で獅子舞ショーを行っている

 

嶺南天地●歴史と現代を楽しむ観光スポット

祖廟の隣りにある嶺南天地は古い建物を現代風に上手に改装している

 嶺南天地という観光スポットをご存知だろうか?19世紀に建てられた建物群を再利用し、52万㎡の敷地内におしゃれなカフェや飲食店、お土産屋などといったテナントが約100軒近く軒を連ねている。歴史漂う建物と、現代的な内装のギャップが人気を呼び、祖廟の東隣に位置しているため、お昼前後になると祖廟の観光客が嶺南新地に流れてきて、どの店も並び待ちという賑わいをみせている。
ここでは歴史的な建物に囲まれながら、のんびり寛げる場所でもあり、また、世界各国の味を楽しめるレストランや喫茶店、バー、雑貨店、ブティックなどが軒を連ねている。敷地内には噴水もあるので、暑い日は子どもたちで大いに賑わう。樹木も多いので直射日光に晒される心配もない。夜になればバー街に早変わり。
石畳の細い路地の両脇に並ぶこれらの店舗は、アンティークな外観と現代的な内装でできており、風情があり、撮影スポットとして評判がとても高い。。
嶺南天地はすべての建物が商業施設になっているわけではなく、簡氏別荘や嫁娶屋など、いくつもの歴史遺産も大切に保存されている。

 

簡氏別荘と嫁娶屋

 

南風古灶●佛山で伝統的な陶器文化に触れる

登り窯が目立つ南風古灶

 生活用や建築用のタイルや容器の生産を行い、全国シェア6割を誇る佛山市の陶器文化の歴史は12世紀まで遡る。異民族によって北宋が滅亡したとき首都があった河南省開封市から多くの陶工たちが、戦乱のないこの華南の地に移り住み、この地で陶器を作り全国に流通させていた。
南風古灶(zao)ができたのは16世紀。現在に至るまで500年間カマドの火を絶やしていないといわれている。

アクセスは禅城中心部から公共バスで最短20分行った先にある。カマドの設備や工場、博物館、お土産ショップ、古民街を合わせた観光スポットだ。正門を入って左側には、花壇を挟んで丘陵に沿って作られた登り釜が鎮座している。

 

清暉園●清暉園を知り科挙を学ぶ

佛山地下鉄3号線の大良鐘楼駅から徒歩10分の場所にある清暉園

 順徳区にあり、華南四大庭園のひとつに挙げられている清暉園。明代末に作られ、紆余曲折を経て現在に至る400年余の歴史がある庭園だ。同園には船庁、碧渓草堂、澄漪亭、六角亭、惜陰書屋、竹苑、斗洞、獅山、八角池、笔生花館、帰寄廬、小蓬瀛、紅蕖書屋、鳳来峰、読雲軒、沐英澗、留芬閣、状元堂などの建物が残っている。これらの建物はすべて回廊で結ばれており、雨の日でもそこまで濡れずに次の場所に移動できる。ここの良さは、回廊と建物そして錦鯉が泳ぐ池の配置がバランスよく複数に分かれており、何処で撮影しても何かしら絵になる。なかでも、庭の石を高山に見立てた鳳来峰での撮影は自然と芸術文化が融合しており、雨の日でも見応えはある。
もともとこの園は、この地で科挙の最終試験「殿試」にて最優秀成績を修め「状元」となり、高官を歴任した黄俊(黄氏、黄家)が1621年、順帯城南門の外の鳳山のふもとに黄家祠と天章閣、霊阿閣を建て建てたことからはじまる。

 

科挙についての詳しい資料がある

 しかし、長年の科挙制度自体が実務からかけ離れた過去の遺産になりつつあり、清末に差し掛かるころ近代化に成功した欧米列強に太刀打ちできない事態に直面してしまう。遅れた近代化を取り戻すため、19世紀末から20世紀初等にかけて、清政府及び各地域の有力者は西洋の文明及び学問を取り入れる「洋務運動」を行い、その過程で科挙は廃止(1904年)される。以降学生たちの間では欧米諸国や日本から学ぶ海外留学が盛んになった。

 

佛山観光地データ

祖廟データ
住所:佛山市禅城区祖廟路21号
時間:8:30〜18:00(17:30チケット販売停止)
料金:20元(60歳以上は半額)
備考:微信で要予約だけど早めに行けば入れる
アクセス:地下鉄1号線終点の西塱駅まで行き、広佛地下鉄に乗り換えて祖廟駅で下車。D出口を出て祖廟に向かって道沿いに200m北に進むと、西門に着く

嶺南天地データ
住所:佛山市禅城区嶺南天地
アクセス:地下鉄広佛線の祖廟駅C出口から北東に約300m。禅城東隣

南風古灶データ
住所:佛山市禅城区石湾鎮高廟路
時間:8:30〜17:30
料金:25元

アクセス
①祖廟西門向かいの祖廟Aバス停から101路のバスに乗って20分。陶都駅下車
②広佛地下鉄同済路駅D出口そばの簡村バス停から137路に乗って移動。陶都駅下車

③地下鉄佛山2号線石湾駅下車Y013を徒歩10分

 

清暉園データ

住所:佛山市順徳区清暉路23号

電話:0757-2222-6196

営業:9:00〜17:30

料金:15元

微信から要予約

地下鉄佛山3号線の大良鐘楼駅から徒歩10分

 

佛山お泊りなら友和へ

シングルルーム(42㎡)338元/泊、朝食付き
ツインルーム(48㎡)338元/泊1人前朝食付き、358元2人前朝食付き
1LDK(42㎡)338元/泊、朝食付き
1LDK(59㎡)458元/泊、朝食付き
2LDK(90㎡)588元/泊、2人前朝食付き

 

実は広州よりも見どころが多かったりする佛山市。頑張って強行日帰り旅行をこなすこともできるが、せっかくなら1泊2日かけて回りたい気持ちも起こるときがある。そんな方の需要を満たす宿泊施設が同市にある友和ホテル佛山。広佛地下鉄線の桂城駅の上にあり、祖廟駅から東に3駅なので、嶺南天地のバー街で夜遅くまでまったりしても終電ギリギリまで滞在できる程よい距離がこのホテルの良いところ。
部屋は1ルームから2LKまで朝食付き5タイプの部屋を取り揃え、フロントは日本語堪能なスタッフが揃っているので、困ったときの対応も問題なし。痒いところに手が届く友和のホスピタリティを佛山でも堪能してみよう。

ご興味がある方は、下記までお問い合わせください

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