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【年2回の一大イベント】広州交易会参観へのススメ2025.04.18

広州では年に2回、海珠区にある「中国進出口商品交易会展館(通称:広州交易会・広交会)」で大規模な貿易展示会が開催されます。1957年から続くこのイベントは、毎年4月と10月の年2回開催されており、2025年の第137回は4月14日(月)から5月5日(月)までの予定です。
年2回のみの開催という希少性から、世界中のバイヤーが集結し、期間中はホテル料金が「通常の3倍」に跳ね上がることもあるほど。そのため「交易会はホテル業界が一番儲かる時期」とも揶揄されています。
展示会では中国国内外の多くの企業が最新の商品や技術を出展し、各ブースでは実演デモンストレーションも行われ、会場は常に活気と熱気に包まれています。
パスポートを提示して個人情報を登録し、入場料を支払えば、誰でも入場可能。ビジネス目的でなくても、自由に見学できるのが魅力です。
もし滞在中に時間が合えば、世界を相手にした広州のエネルギーを感じられるこの国際展示会を、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?
会期は3つ。第1期は19日(土)まで
●第2期:2025年4月23日〜27日(主に消費財の展示)
●第3期:2025年5月1日〜5日(主にサービス関連の展示)
広交会は、中国で最も歴史が長く、最大規模を誇る総合型の国際貿易見本市であり、「中国第一の展示会」として知られ、世界中から出展者とバイヤーが集まります。
今回の見どころとデータ(第137回広交会)
●出展ブース総数:約7.4万カ所
●出展企業数:約3.1万社(前回比約900社増)
●輸出展示エリア:約7.3万ブース、出展企業は初めて3万社を突破
●輸入展示エリア: 約1600ブース、50の国と地域から736社が参加(前回と同水準)
バイヤーの動向(2025年4月8日時点)
●そのうち「一帯一路」関連国からのバイヤーが全体の72%を占める
●登録バイヤーの出身は210の国・地域に及ぶ
●特に関心が高い業界は: 工業製造、家電、照明・電気、ファッション、建材・家具 など
初出展企業・注目分野
●「国家高新技術企業」「専精特新“小巨人”」「製造業チャンピオン」などの称号を持つ企業:約9700社(前回比20%増)
●「新三様」(新エネルギー車、リチウム電池、太陽光発電)やデジタル技術・スマート製造関連企業:約3700社
●自社ブランドを持つ企業:1.7万社以上
●国際的な認証を取得済みの企業:約2.2万社
【注目】第1期に「サービスロボット特設ゾーン」新設
●安全巡回ロボット
●受付・案内ロボット
●家事支援ロボット
●清掃ロボット
●教育ロボット
●介護・見守りロボット など
このゾーンには、優れたロボット関連企業46社が出展予定です。
今回、以下の分野で大規模な展示が行われます:
●「新三様(新エネルギー車・太陽光発電・リチウム電池)」
●デジタル技術
●スマート製造
これらの関連分野に関しては、約8900カ所のブースが設けられ、出展企業は約3700社にのぼります。新興企業、新製品、新技術、新業態が数多く登場する予定です。
各期における展示カテゴリー
主に生活用品・家庭用品を展示
* 日用陶器
* キッチン用品
* 家庭用品
* ガラス工芸品
* ガーデニング用品
* 工芸陶器
* 編み物・藤・鉄製クラフト品
* インテリア雑貨
* 季節装飾・イベント用品
* ギフト・ノベルティグッズ
* 時計・メガネ類
* 建築装飾資材
* バス・トイレ設備
* 家具
* 金属・石装飾品・屋外スパ施設
主にファッション・消費財・生活サービス関連を展示:
* おもちゃ
* 妊婦・ベビー・キッズ用品
* 子供服
* メンズ・レディースアパレル
* 下着・スポーツ/カジュアルウェア
* 毛皮・レザー・羽毛製品
* ファッションアクセサリー・小物
* 靴類
* 繊維原料・生地
* バッグ・鞄類
* ホームテキスタイル(カーテン・ベッドリネン等)
* カーペット・タペストリー
* 文房具
* 食品
* 医薬・健康食品・医療機器
* パーソナルケア用品
* バスグッズ
* スポーツ・旅行・レジャー用品
* ペット用品
* 農村振興・地方特産品
広交会への入場方法
②一般来場者(オンライン予約):広交会公式サイトでチケット購入
(事前予約https://www.cantonfair.org.cn/)
③一般来場者(当日購入):展示会場のチケット売り場にて購入(身分証明書もしくはパスポートの持参が必要)。
入場料:バイヤーじゃない一般人100元〜(普通观众票)
アクセス:海珠トラムだと車両がパンクするので、タクシーや滴滴で向かうのが吉