STAFF COLUMNスタッフコラム
西蔵の電力で、粤港澳大湾区の明かりを灯す その他 2025.09.23

世界で送電能力が最高レベルの柔軟性直流送電プロジェクトで、中国の第14次五カ年計画で建設する省・自治区を跨ぐ送電重点プロジェクト、そしてエネルギー輸送大動脈となる蔵東南―粤港澳大湾区±800kV高圧電流送電プロジェクトが16日から着工した。
プロジェクトは西蔵(チベット)自治区南東部大型クリーンエネルギー拠点と粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)を結ぶ。全長は約2681キロ。西から東へと西蔵自治区、雲南省、広西壮(チワン)族自治区、広東省を横断する。送電容量は1千万kW。プロジェクトが2029年にフル稼働すると、西蔵南東部クリーンエネルギー拠点は粤港澳大湾区負荷センターに毎年430億キロワット時(kWh)を送電することになる。これは三峡ダムの年間発電量の約半分に相当し、その100%がクリーンエネルギーで、標準石炭消費削減効果は約1200万トン、二酸化炭素排出削減効果は約3300万トンに相当する。
これは世界で初めてマルチ端超高圧柔軟性直流送電技術を開発・応用するプロジェクトとなる。送電側では、総規模1880万kWに達する太陽光発電を集約し、受電側は2千キロ以上離れた電力需要中心地に位置する。1千万kW級の新エネの安全な系統接続、超長距離送電、安全な消費といった世界的な難題を全面的に克服し、大型電力網の安全稼働を能動的に支える能力を革新的に構築し、世界の高圧送電技術の最前線を示すことになると見られている。
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