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広州白雲空港T3ターミナル、年内開業へ。「航空+高鉄+都市鉄道」を結ぶ超交通ハブが誕生2025.10.17

   注目を集める広州白雲国際空港第3ターミナル(T3)から、相次いで朗報が届いた。
 第1は、白雲空港三期拡張工事のT3ターミナル装飾工事がほぼ完了し、年内に運用開始予定であること。 第2は、航空・高鉄・都市鉄道を一体化する大型交通ハブ「白雲空港東駅」が、T3と同時に開業予定であるというもの。
 同空港の完成後、白雲空港の年間旅客取扱能力は1億2000万人、貨物・郵便取扱量は380万トンに達する見込みである。
情報源
最新曝光!广州白云机场T3要来啦

花をモチーフにしたデザイン「花開穂満」の意匠

 同空港のT3は、自然光を取り入れた屋根構造が特徴で、遠くの山並みと呼応する優雅なデザインとなっている。屋上の展望デッキからは、空港の3つのターミナル全体を一望できる。
屋根の遮光パネルには稲穂を模した造形が採用され、チェックインカウンターには木棉(キワタ)の花をイメージしたデザインを配置。「花開穂満(花が咲き、稲穂が実る)」という広州らしいデザインコンセプトを体現している。
国際出発エリアの天井には柔らかな自然光を取り入れ、出発ホールの商業エリアは広東地方特有のアーケード建築である嶺南騎楼をモチーフに設計。全体テーマは「花」とされ、空港全体が明るく開放的な印象を与える構成となっている。

超交通ハブ「白雲空港東駅」完成後、多層交通を一体化

 白雲空港3期拡張工事の中核施設である交通センター複合体が竣工検査を通過し、正式に完成した。この施設は、航空・高鉄・都市鉄道・公路交通を統合する「スーパー・ハブ」として設計されており、世界最大級の空港複合施設となる。
交通センターには、6本の高鉄路線と3本の都市間鉄道が導入予定。これにより、各交通手段のスムーズな乗り換えを実現し、広州を中心とした大湾区全域への高速アクセスが可能となる。
9月29日には、同空港と直結する都市間鉄道の「白雲空港東駅」で試乗が行われ、正式開業を前に一部の列車が通過試運転を開始した。現在は試験的に駅の通過運転が実施されており、同空港の開業と同時に運用開始される予定だ。

地下2層構造の交通拠点「羊城啓航・絲路新篇」をテーマに

 T3地下に設けられた交通ハブは2層構造で設計テーマは「羊城啓航・絲路新篇」。「飛行機の離陸」をイメージした天井の流線デザイン、そして「北京路古道」や「シルクロード」の歴史を象徴する床面模様など、広州の歴史と現代性を融合した意匠となっている。
壁面には「絲路金潮」を象徴する金色の波型装飾パネルが配置され、千年の商都・広州の栄華を象徴する金色が空間全体を包み込む。
また、中心部に設けられた「景観階段」は「時空穿梭・枢紐対話」をコンセプトに、都市の「デジタルゲート」としての役割を担い、訪れる人々に広州の第一印象を強く刻むデザインとなっている。

広州全域をつなぐ高速アクセス

 T3交通ハブには広河高鉄(広州~河源)、広珠(澳)高鉄(広州~広州南〜珠海・マカオ)、芳白城際(芳村〜広州白雲空港)、新白広城際(広州白雲空港〜広州新塘)など複数の路線が接続予定である。これにより、白雲空港から20分以内で広州駅や広州白雲駅に到達でき、大湾区および省内主要都市へのアクセスが一層便利になる見込みである。
総規模は5面12線構造、予備線路全長は9.98㎞に及び、将来的な路線拡張にも対応可能な設計となっている。

世界最大級空港への進化へ

 T3ターミナルの稼働により、白雲国際空港は年間1億2000万人規模の旅客を処理する世界屈指の航空拠点へと進化。さらに、国際線ネットワークの拡充、ハブ機能の強化により、中国南部の国際ゲートウェイとしての存在感が一層高まることが期待される。
 同空港の3期拡張計画は現在も最終段階にあり、「全方位型国際航空ハブ」への歩みが、いよいよ今年、決定的な一歩を踏み出すことになります。
 広州白雲空港のT3ターミナルがいよいよお披露目を迎えます。同港の開港により広州の空はこれまで以上に広がり、世界へとつながっていくことになります。キャパの拡大で日本からの直行便がもっともっと増えるといいですね。

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