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広州のトリセツ1。週末の博物館・美術館巡りガイド2025.04.17

※いらすとやより

 広州での週末は、ゴルフや友達とのランチ、仲間との遠出など、さまざまな楽しみ方がありますね。新たに広州で生活を始めた皆さんにおすすめしたいのは、博物館や美術館巡り。
広州市内には素晴らしい博物館と美術館が数多くあります。例えば、広東省博物館では古代の遺物や文化財を展示し、広州の成り立ちを学ぶことができます。また、広州芸術博物院では豊かな美術コレクションが展示されており、さまざまな芸術作品に触れながら美的センスを磨くことができます。
週末には、これらの館を訪れて、広州の魅力を深く味わってみてください。新しい発見と感動が待っていますよ!※参観前に微信ミニプログラムで予約が必要かどうかを確認してください
※入口でパスポートチェックする博物館がありますので持参してください

 

掲載博物館/美術館リスト

天河区:友和美術館、広東省博物館(新館)

越秀区:花園酒店博物館、広州博物館、南越王博物院、広州華僑博物館

荔湾区:粤海関博物館、広州十三行展覧館、粤劇芸術博物館、広州鉄路博物館
白雲区:
広州神農草堂中医薬博物館、農民工博物館

海珠区:粤海第一関紀念館、広州地鉄博物館、広州芸術博物院(広州美術館)

黄埔区:広州海事博物館、辛亥革命紀念館

番禺区:広州南二陵博物館

 

友和美術館

2025年4月12日友和グループが開館した美術館。「友和・新画」をテーマとした同展覧会は、今後2カ月にわたって開催され、国内の岩彩画の第一人者である林国強教授の学術的指導のもと、11名の現代アーティストによる約100点の作品が一堂に会している。伝統的な技法と先駆的なアイデアの対話を主軸とし、新たな芸術の可能性を探る試みである。
本企画は、広州市民に高品質な芸術体験と文化交流の機会を提供するとともに、美術館という空間を通じて都市の商業圏に文化的活力をもたらすことを目的としている。また、友和グループと広州アートフェアを運営する百芸紳アートチェーンとの戦略的協力プロジェクトとして、「アート+ビジネス」の革新的モデルを実現すべく、アートIPの運営や没入型体験空間の構築にも注力している。

 

データ
住所:天河区粤墾路66号広墾商務大厦2期4F(バス停農墾総局駅下車)
営業9:00〜17:00(下記電話で要予約)
電話:

190-7526-5349/020-8519-1888
営業:火、木、土、日

 

広東省博物館(新館)

珠江新城に位置する広東省博物館(新館)は、2010年に完成し、広州を代表するランドマークとなっている。総面積は6.7万㎡で、広東省でも数少ないの総合博物館であり、国家一級博物館に指定されている。また、中央と地方の共同建設による国家重点博物館でもある。
この博物館は嶺南地域の豊富な文化財を収集し、歴史、芸術、革命、自然など多岐にわたる展示を行っている。収蔵品は32万点以上あり、特に古代の書画や陶磁器は国内屈指の数量と質を誇っている。さらに、外販品、水中からの出土品、華僑の文化財、潮州木彫、端硯など、独自の特色を持つ文化財も多数展示されており、じっくり参観すれば半日を要する。

 

データ
住所:天河区珠江新城珠江東路2号(地下鉄APM線大劇院駅前)
営業9:00〜17:00
(要予約、パスポート提示必須)
予約:微信ミニプログラムの「广东省博物馆预约」に個人情報登録
休館:月曜日

 

花園酒店博物館

外出して一夜を過ごす際、多くの人々が利用するのがホテルや旅館である。そうした宿泊施設にまつわる博物館が、花園酒店(ガーデホテル)の4階に設けられている。館内は、左側に世界のホテル史、右側に中国のホテル史が展示されている構成である。さらに奥へ進むと、広州に現存するアーケード街「騎楼」の歴史や、改革開放以降の中国におけるホテル建築の変遷、そして花園酒店の成り立ちについて、極めて詳細に紹介されている。

 

データ
住所:越秀区環市東路花園酒店4階
営業:10:00〜15:00
(入館前に個人情報の登録が必要)
休館:月曜日
参考記事

 

広州博物館

越秀公園内にある鎮海楼が博物館となっている広州博物館。かつての名を望海楼と称し、五層建ての高さから「五層楼」とも呼ばれている。この建物は1380年に建てられ、当時の将軍朱亮祖によって広州市域の拡張と宋代の三つの城壁を統合するために築かれた。
この展示エリアでは、「城のマーク・城の歴史」という基本展示が設けられている。1階は序庁で、広州市の歴史的な変遷と人文精神を中心に展示されている。2階では先秦から漢代までの関連する歴史が展示され、3階では三国時代から宋・元時代までの歴史がテーマ。4階は明清時代の広州の歴史を紹介し、5階では近現代の関連する歴史に焦点が当てられている。

 

データ
住所:越秀区鎮海路99号(越秀公園内)
営業:9:00〜17:30
(17:00入場券販売終了)
入場料10元
休館:月曜日

 

南越王博物院

南越王博物院は、古代中国の南方(広東省、広西チワン族自治区など)で繁栄した南越国の重要な考古遺跡を基盤とした大規模な考古遺跡博物館で、国家一級博物館に指定されている。この博物館は広州市文化放送観光局に所属し、2021年9月8日に設立されました。王墓と王宮の2つの展示区に分かれており、王墓展示区は広州市越秀区解放北路867号に位置し、かつては西漢南越王博物館として知られていた。一方、王宮展示区は越秀区北京路374号にあり、以前は南越王宮博物館として知られている。

 

王墓展区

王墓景区は、越秀山西側の象崗と呼ばれる小さな丘で墓が1983年6月に広東省人民政府の基建部門によって発見された。初期の調査結果では、西漢南越国時代の王侯級の大墓であるとされた。発掘作業は同年8月25日に開始され、同年10月6日の午前中に最後の南越王国の遺物が墓から運び出され、43日間の発掘作業が終了。展示物に人操蛇鎏金銅托座、「文帝行璽」龍鈕金印、「楽府工造」銅句鑃、「蕃禺」漢式銅鼎、錯金銘文銅虎節、絲縷玉衣が有名。

 

データ
住所:越秀区解放北路867号(地下鉄2号線越秀公園E出口)
営業9:00〜17:30(17:00入場券販売終了)
入場料:10元
休館:月曜日

 

王宮展区

紀元前203年(西漢高帝四年)、秦の将軍であった趙佗が嶺南を支配し、南越国を建国、番禺を都と定めた。これにより、広州は二千年以上にわたり嶺南の政治・経済・文化の中心地としての地位を確立した。
南越国宮署遺跡は番禺城(広州城)の最も中核的な地域に位置しており、ここでは宮殿、宮城の壁、庭園などの遺構が次々に発見されている。また、煉瓦、瓦、石などの建築材料に加え、木簡、陶文などの重要な文物も大量に出土している。
これらの遺跡や文物は、王宮の立地における科学的な選定、景観設計の独創性を如実に伝えており、封じられていた南越王国の姿を我々に鮮やかに蘇らせてくれるものである。

 

データ
住所:越秀区北京路374号(地下鉄公園前駅から東に徒歩10分)
営業9:00〜17:30
(17:00入場券販売終了)
休館:月曜日

 

広州華僑博物館

1860年のアロー戦争後、欧米列強との天津条約締結により、中国の海外移民が認められ、広東省からも多くの移民がアメリカ大陸やヨーロッパに進出した。この展示では、彼らが関与した海外の国家事業や受けた排斥、そして彼らが集まって形成されたチャイナタウンの成り立ちについて詳細に紹介している。さらに、アメリカへの国費留学や中国に戻って活躍した移民たちについても掘り下げている。

 

データ
住所:越秀区沿江西路183号(地下鉄海珠広場駅D出口徒歩2分)
営業:9:00〜17:00(16時受付中止)
外国人は正面玄関より左の部屋で実名登録(パスポート必須)後チケットを受取る
休館:月曜日
参考記事

 

粤海関博物

荔湾区沿江西路粤海関博物館は、その館舎は「粤海関旧址」(通称「大鐘楼」)として知られる。1916年に建設され、当時の海関総税務司署の建築技師デヴィッド・C・ディックによって設計された。同建物はヨーロッパの新古典主義様式を取り入れた建築であり、建設当初から広州の長堤新興商業エリアにおける中心的なランドマークとして位置づけられていた。近代広州における西洋建築の代表作とされ、21世紀の「羊城新八景」の一つ「珠水夜韻」を象徴する名所でもある。館内には8000点以上の収蔵品があり、「中国の海関発展史」の常設展示と、「粤海関と海上シルクロード」に関する特別展示が設けられている。週末は休館、館内は撮影禁止なので注意。

データ
住所:荔湾区沿江西路29号(パスポート必須)
時間:9:00〜16:00
(15:30以降入館禁止)
休館:土、日

 

広州十三行展覧館

清の康煕帝時代、唯一の対外貿易が許されていた広州では、海珠広場から一徳路にかけて税関の粤海関を設置。対外輸出貿易に関わる外国商人と貿易物資を管理する組織を珠江沿岸に置き、これがのちに十三行と呼ばれる商人グループの基礎となった。館内には世界各地の熱心な関係者が収集し、博物館に寄贈した十三行時代の関連文物が展示されている。展示品には、磁器、輸出用絵画、象牙製品、五常酸枝家具、通草画などがあり、清代広州における主要な輸出工芸品を網羅している。同行はアヘン戦争後の南京条約以降衰退した。1951年、かつて十三行があった跡地に文化公園が建てられ、同博物館は園内の一角にある。

データ
住所:荔湾区西堤二馬路37号文化公園内西側(地下鉄文化公園駅B出口より東に徒歩5分)
営業:9:00〜17:30
(要パスポート、17時以降入館禁止)
休館:月曜日
参考記事

 

粤劇芸術博物館

観光スポットして有名な永慶坊のなかにある粤劇芸術博物館。中国の歌舞伎といえば京劇が有名だが、広東だとこれが粤劇に変わる。2016年6月に同博物館が開館。中華民国代、新中国で活躍した粤劇俳優や彼らが使っていた衣装や髭、隈取、道具などを展示している。

データ

住所:荔湾区恩寧路127号
時間:9:00〜21:00(20:30に入館禁止)
微信ミニプログラムの「粤剧艺术博物馆」より予約。入口でQRコードを提示
参考記事

 

広州鉄路博物館

荔湾区の黄沙に中国鉄道ファン必見の同博物館。1900年代の鉄道開業から現在の高速鉄道の時代までの約120年間余りにおける中国鉄路広州局集団公司(旧広州鉄路局)の管轄下の広東省、湖南省及び海南省を走る鉄道建設の歴史を網羅しており、当時の貴重な文献をはじめ歴代機関車のモックアップや歴代時刻表、鉄道員の歴代制服、各列車に付いていた歴代サボ(行先版)、屋外の機関車や客車の静態保存といった見どころが満載。博物館の奥は、黄沙駅(旧広州駅)駅舎を再利用している。

 

データ

住所:荔湾区誉江路3号と5号(御景壹号D区)
地下鉄6号線如意坊駅より南に徒歩5分
営業:9:00〜17:00(要パスポート、外国人は予約アプリから登録できない)
休館:月曜日
参考記事

 

農民工博物館

1980年から現在に至るまで、中国は改革開放政策のもと、目覚ましい経済成長を遂げてきた。超高層ビルの建設、鉄道や高速道路の整備、工業団地の造成といったインフラと基幹産業が経済成長の主軸であった。これらの国家的大事業を支えてきたのが、「農民工(のうみんこう)」と呼ばれる地方からの出稼ぎ労働者たちである。彼らの多くは農村出身で、都市での建設現場や工場などで重労働に従事し、中国の「都市化」や「工業化」の礎を築いてきた存在である。こうした農民工の苦労や貢献、生活の実態を後世に伝えるために設立されたのが、白雲区にある「農民工博物館」である。この博物館は、中国初の農民工をテーマとした専門博物館として、彼らの歴史、労働環境、家族との絆、夢や現実を豊富な資料や実物展示、写真・映像資料などを通じてリアルに描き出している。

 

データ

住所:白雲区黄園路33号
営業:9:30〜16:30

休館:月曜日

参考記事

 

広州神農草堂中医薬博物館

広州神農草堂中医薬博物館は、2006年に完成した敷地面積2.5万㎡の中医薬専門博物館。広東省の中医薬文化振興を目的に、広薬グループ傘下の広州白雲山和記黄埔中薬有限公司が自費で設立したもので、全国中医薬文化宣伝教育基地、全国科学普及教育基地、国家4A級観光地にも指定されている。別名王老吉博物館。

 

データ

住所:白雲区沙太北路389号

(公共バスの白雲山中薬廠駅下車)

営業:8:00〜11:30、13:30〜16:30
休館:月曜日

 

粤海第一関紀念館

海のシルクロードとして対外貿易の玄関口だった黄埔古港は、古くから出入国管理館や税務館、通訳館や買弁館(粤海第一関)などを設け、貨物の通関手続きや、船員の出入国手続きを行っていた。海外から来た船舶の積み荷は一度この黄埔古港で降ろされ、小型船に積み替えられ上流の粤海関(荔湾区)まで運ばれていった。粤海第一関紀念館では、当時来航した海外船舶の数や18世紀から19世紀にかけて127回もの貿易を行ったスエーデンとの関係、貿易に就航した巨大帆船、「哥徳堡号」(ヨーテボリ号、Gothborg)との関係資料の展示など、荔湾区にある広州十三行博物館と絡めると新しい歴史の発見があるかもしれない。

 

データ

住所:海珠区新港東路石基村黄埔古港
営業:9:00〜17:00

休館:月曜日休館
入場料:大人10元、子ども5元
参考記事

 

広州芸術博物院(広州美術館)

海珠区広州タワーの南側に位置する国家重点美術館で、収蔵・展示・教育・研究機能を備えた現代的・国際的な芸術拠点である。総面積は約8万㎡で、「水中に咲く英雄の花」をデザインテーマに、嶺南文化と現代建築美が融合。世界初、五面全てに太陽光発電技術を用いた公共建築で、省エネ・環境配慮にも優れる。自然光が差し込む内部空間では、時と共に光と影の美しい演出が楽しめ、芸術と都市文化の新たなランドマークとなっている。

データ

住所:海珠区芸苑路198号

(最寄りに年内に開業する12号線駅)

営業:9:00〜17:00(パスポート提示)
休館:月曜日

 

広州地鉄博物館

現在広州を走っている地下鉄の利用状況の紹介と地下鉄の歴史、地盤の緩い市内の土地にどうやってトンネルを掘削したのかの解説などが紹介されている。運転台シミュレーターやキッズスペースもあるため、週末は親子で鉄分補給をしつつ、地下鉄の勉強もできる場である。

データ

住所:海珠区新港東路1228号万勝広場C塔

(地下鉄万勝圍駅A出口)

営業

10:00〜16:00

(15:00入場中止 火〜金)
9:00〜17:00(16:00入場中止 土日)

微信ミニプログラムの「广州地铁博物馆」より予約

休館:月曜日

参考記事

 

広州海事博物館

2021年、黄埔区穂東街の廟頭社区に開業した博物館は、敷地面積1.8万㎡、建築面積5620㎡を有し、大量の水中出土陶磁器を所蔵している。西村窯の陶器約100点を含み、「至和元年」銘の褐彩皿は、銘文付き西村窯陶器としては国内唯一の貴重な資料である。他にも宋代の市舶使・方慎言の墓誌銘、南宋の碇石、南海出土の香薬など、貴重な文物が揃う。同博物館の主建築は地上4階・地下1階構造。建物は水上に浮かぶ巨大な船のような形をしており、入口には6m幅の引橋が設けられ、「船に乗って出航する」ような体験を提供する。中国古代の三大船型の一つである「広船」のデザイン要素を取り入れ、また祠堂や文塔の石彫、飛檐の灰塑装飾など広府地域の伝統的建築様式も融合させている。

 

データ

住所:黄埔区港前路(南海神廟の東隣)
13号線の南海神廟駅C2出口/BRTの南海神廟駅から黄埔東路に沿って徒歩2㎞
営業:9:00〜17:00(16:30に入館禁止)
休館:月曜日

 

辛亥革命紀念館

黄埔区長洲島金洲北路に位置する同紀念館は、孫文による辛亥革命の活動を記念して2011年10月に開館した。館内では、基本展示として「共和の新時代を切り開く——辛亥革命テーマ展」と「辛亥革命時期の広東の著名人展」を開催。前者は清末の民族危機から共和制度の誕生とその防衛、さらには新たな救国の道の模索までを八章構成で紹介。後者は孫文とその協力者、革命志士、各界の広東出身の代表人物に焦点を当てている。

 

データ

住所:黄埔区長洲島金州北路563号

(地下鉄7号線長洲駅より西に徒歩15分)
営業:9:00〜17:00(16:15入館禁止)
参考記事

 

南漢二陵博物館

五代十国時代(907〜960年)に広東で興った南漢国。同王国の礎を築いた劉陰および劉龑の陵墓がここに存在し、そこから数多くの文物が出土したことを契機に、2019年に南漢二陵博物館が設置された。さらに、中国の縄文時代に相当する新石器時代から北宋に至るまでの各時代において、広州城が所在した越秀区より出土した品々を一括して展示することにより、中原中心の史観において語られる機会の少なかった華南の歴史を、具体的かつ体系的に紹介している。

 

データ

住所:番禺区大学城華師一路8号
(地下鉄大学城南駅から新能源タクシー)

営業:9:00〜17:00

休館:月曜日

参考記事

ご興味がある方は、下記までお問い合わせください

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