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琶洲埠頭から香港国際空港に行ってみた【GO TOプチトリップ】2025.01.09

9時15分、香港海天埠頭(香港国際空港)に向かう海珠湾号が出港。最高時速37ノット(約68㎞)で珠江を下る

今年の初め、私用で広州に立ち寄った際、航空会社の都合により香港国際空港から帰国することになった。その際、香港国際空港へのアクセスには高鉄や高速バスを利用せず、フェリーを選んだ。2023年春に海珠区で開港した琶洲埠頭(広州琶洲港澳旅客碼頭)からは、1日3便の香港国際空港行きフェリーが運航している。今回は、琶洲埠頭へのアクセスやフェリーの切符購入手順を紹介する。

チケットは微信で購入

チケットは琶洲埠頭の建物2階でも購入可能だが、事前に購入しておけば心理的負担が軽減される。春節(1~2月)、労働節(5月初旬)、国慶節(10月)の大型連休や広州交易会(4月と10月)を除けば、大抵空いているため出発日の1日前でも購入しやすい。
チケットは微信のミニプログラム「琶洲港澳口岸」から購入可能だ。まずはアカウントを作成するため、名前、携帯電話番号、パスポート番号を登録し、その後チケット購入手続きに進む。

画面では、搭乗日時、フライト便(航空会社を選択し便名を入力)、出発時間を入力し、画面下部の「Book Now」を押す。次に「チェックインは90分前まで」「出港30分前に改札を終了する」といった案内が表示され、乗船可能なスケジュールが表示される。

琶洲埠頭では対象航空会社に限りインタウンチェックインが可能だ。ただし、乗船からフライト発着までに215~245分(3時間35分~4時間5分)の余裕が必要で、たとえばJALやANAは必要時間が215分とされている。
具体例として、羽田行きANA860便(14:20発)に搭乗する場合は9:15の便のみが対応し、羽田行きJAL26便(15:35発)では9:15と12:00の便が選択可能だ。琶洲から香港国際空港までの所要時間は約135分(2時間15分)である。今回は香港空港を堪能したく、9時台の便を選んだ。

15:35発のJAL26便だと琶洲発9:15と12:00の便が選べる

座席タイプと料金

優越位の様子

チケット購入画面

座席は以下の3タイプがあり、一番安い「優越位」で十分問題ない。
* 優越位(エコノミー): 380元
* 優享位(ファーストクラス): 520元
* 尊享位(個室): 1980元

購入画面では

「成人票、380元、x0張 Passengers add」の右隣の「+」を押し、登録済みの乗客の名前を追加する。ここを見落としやすいので注意が必要だ。その後、名前と携帯番号を入力し、同意項目にチェックを入れて「Submit Order」を押すと微信支付で支払いが完了する。

琶洲埠頭までのアクセス

海珠区にある琶洲埠頭。科韻路から行くのが吉

早く到着しすぎて無人のチェックインカウンター

地下鉄11号線の琶洲駅が開通しているが、駅から埠頭までは300m以上の距離があるため、スーツケースを持って歩くのは不便だ。滴滴やタクシーを利用するのがお薦めである。筆者が友和から滴滴を利用した際は、早朝の空いている時間で片道26元だった。
6時台に友和を出発し、約20分後の6時半過ぎに琶洲埠頭へ到着。海珠トラムの踏切を渡り、建物北側の入口から入ると警備員しかいなかった。「職員は7:30に来る」とのことだったが、エレベーターは稼働していたため2階に移動し、ベンチで待機した。7:30に職員が到着し、フェリーチケット販売とチェックインカウンターの業務が始まった。
チェックイン手続きは出港90分前の7:45分から開始され、ここで手荷物を預けることができる。預けた荷物は目的地の空港まで受け取れない仕組みだ。この時点で搭乗券、乗船券、香港空港税返還用紙が発行される。返還用紙は、香港入境後に人工カウンターで120香港ドルの空港使用税を返還してもらう際に必要なので、紛失しないよう注意する。この返還分を考えると、実質的なチケット価格は380元ではなく260元となる。

乗船と香港空港での手続き

乗船の案内通路

黄埔港のコンテナターミナルや虎門大橋に圧倒される

9時頃に乗船案内があり、最初に出国手続きを行い、後方の待合室で10分ほど待ったあと乗船の案内があり、フェリーに向かう。チケットには座席番号が記載されているが、空いている場合は好きな席に座れる。窓際のテーブル付き席にはUSB Type-Aの充電ポートがあり、スマホの充電が可能だ。おすすめは左側の席で、黄埔港や虎門大橋を順光で撮影できる。
筆者は船酔いしやすい体質だが、この日は波が穏やかで快適だった。ただし、7~9月の台風シーズンには運休の可能性があるため注意が必要だ。
11:30に香港海天埠頭に到着。入境検査後、荷物検査を経て空港税の返還を受ける。その後、無料モノレールでターミナルを移動する。香港空港では搭乗口が1~500番台まであり、フライト2時間前に搭乗口が確定する。今回の搭乗口は7番ゲートだったため、第1ターミナルで済んだ。
空港内のレストランで食事をとり、フライトを待つ。なお、香港国際空港には日本の空港や広州白雲空港(ファミマ)のようなコンビニがないため、スナック菓子などを購入するのは難しい。

携帯電波の届く場所なら、フェリーがどこを航行しているかスマホのオンライン地図でわかる。南沙〜虎門大橋付近

 

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