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小馬智行、第7世代Robotaxiを広州・南沙で正式運行開始。広州白雲空港と広州南駅の乗降車エリアも掲載

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小馬智行、第7世代Robotaxiを広州・南沙で正式運行開始。広州白雲空港と広州南駅の乗降車エリアも掲載2025.11.14

広州での2大自動ロボタクシーは小馬智行と文遠知行。写真は文遠知行車両

　11月5日付けの自動運転技術大手の小馬智行（Pony.ai）はこのほど、同社が開発した第7世代ロボタクシー（Robotaxi）を広州・南沙区で正式に商業運行開始したと発表しました。同車両は今年4月の世界初公開から、わずか半年で量産・路上走行まで進んだ“スピード投入”モデル。L4レベル自動運転技術の実用化を一気に加速させていきます。

情報源
小马智行第七代Robotaxi在广州南沙投入运营https://www.gd.chinanews.com.cn/wap/2025/2025-11-05/444933.shtml首发体验小马智行七代Robotaxi：1016T算力，成本下降70%！https://mp.weixin.qq.com/s/PeLDI4k9PW15mwC-_FonXw

体験例
【広州のトリセツ9】最新の無人タクシーに乗ってみた
https://yuwa-life.com/news/20250529001

「乗り心地は滑らか」

ユーザー体験も高評価

　南沙で試乗を体験した乗客からは「操作も乗り心地も非常にスムーズ」との声が上がっています。スマホミニプログラム（小马智行）で配車し、Bluetoothでドアを自動解錠。音声操作で出発指示や空調・音楽の調整もできます。また、狭い道路では「ワンクリック車両移動」機能を活用し、複雑な環境でも柔軟に対応できることが確認されました。

半年で商用化へ　

L4自動運転の技術力を証明

　今年4月に世界初公開された第7世代Robotaxiは、6月に量産、7月に公道テストを開始し、11月には実運行にこぎ着けました。同社の副総裁・莫璐怡氏は「開発から運行まで半年で到達できたのは、同社の技術成熟度の証。ロボタクシーの大規模展開を実現する決意を示すものです」とコメント。同氏によると、2025年末までにチーム規模を1000台級に拡大する計画だそうです。

「安全・量産・快適」

三拍子そろった新世代モデル

第7世代ロボタクシーは、安全性、量産性、快適性の3分野で大幅な進化を遂げています。■ 安全性車両には6種類・計34個のセンサーを搭載。9基のLiDAR、14基のカメラ、4基のミリ波レーダーなどにより、360度の死角ゼロ感知と最大650m先までの検知を実現。さらに、20以上の冗長システムと1000項目を超える監視設計を採用し、物理的SOSボタンも設置されています。

■ 量産性

初めて全パーツが車載規格（車規級）対応となり、設計寿命は60万㎞。同社が自社開発した世界初のL4 Robotaxi車載規格ドメインコントローラーを搭載し、4基のNVIDIA Orin-Xチップにより、演算効率は前世代比3倍となっています。一方で、サイズ・重量・消費電力・コストは最大80％削減。自動運転システム全体でも約70％のコストダウンを実現しています。

■ 快適性

外観は刷新され、マスコット「POPO」をモチーフにした親しみやすいデザインを採用。Bluetoothによる無感解錠、音声出発、ワンクリック移動といった新機能を搭載しています。さらに助手席の開放や後部座席の拡張により、複数人乗車や長距離移動の快適性も向上しています。電動車特有の“酔いやすさ”も、加減速制御の最適化によって大幅に軽減されたことも嬉しいニュースです。