INFORMATIONお知らせ
【広州のトリセツ12】中国式キャッシュレス攻略法2025.10.10

日本以上にQR決済が流行っている中国、その理由は便利だから!それに尽きる。※いらすとや
なかでも、今や生活に欠かせないキャッシュレス決済は、中国の銀行口座を持っていることが前提となるため、旅行者や短期滞在者にとっては大きな壁となっています。これが使えないと、フードデリバリーサービスやネット通販、シェア自転車、配車アプリといった便利なサービスを利用できず、日本よりも快適な中国生活を体験することは難しくなります。
そこで今回は、現金以外の支払い手段で困らないようにするための、中国デジタル通貨・キャッシュレス(微信支付と支付宝)実装方法をお届けします。
②クレジットカードとの紐付け方法(微信支付=WeChat Pay)
③微信支付の利用シーン
④クレジットカードとの紐づけ方法(支付宝=Alipay)
⑤支付宝の利用シーン
⑥中国式キャッシュレスのまとめ
①作るのが大変な中国の銀行口座
①パスポート
②居留証(Zビザ、Sビザ、Xビザも含む)
③就業証・在学証明
④会社との雇用契約
⑤中国の携帯電話番号
⑥賃貸契約書、ホテル宿泊証明、居住登記票
⑦さらに銀行によってはマイナンバーの提示(納税人識別番号)を求められることもあります
このままだと、憧れのキャッシュレス生活が体験できない…。
そのため、中国では2大スマホアプリである微信(Wechat)と支付宝(Alipay)と国際クレジットカードを紐づけて短期滞在者に向けたキャシュレスサービスを行っています。
中国に訪問をする際、微信支付、支付宝、支付宝のTour Passの設定をすべて行っておいたほうが滞在中どれかが使えなくなっても困ることはないと思います。
②クレジットカードとの紐付け方法
(微信支付=WeChat Pay)
微信(Wechat)をアプリストアからダウンロードして実装します。しかし、2022年11月から微信を積極的に使用している(アクティブ)友人の協力が必要になりますので、協力できる友人を探してください。
友人が見つかったら友人宛に開通許可を求めるメッセージが友人のアカウントに行くので、友人に友人自身のパスポートに記載している名前(例ローマ字)と友人本人のパスポート番号の下4桁を入力するように頼んでみてください。成功すれば、微信が使えるようになります。
→ 自分(Me/私)タブをタップ。
2.「支払いとサービス」→ウォレットの画面に入ります。
3.ウォレット→Bank Cardsをタップ
4.Add a Bank Cardを選択→ クレジットカード番号を入力
5.カード情報入力
・カード番号、
・有効期限、
・名義人(パスポート表記のローマ字)、
・セキュリティコード(CVV)、
・携帯番号
(カード発行会社に登録済みのもの)
6.認証
SMS認証やパスポート番号の入力が求められる場合があります。7.解除方法
①クレジットカードのページの右上「…」を押す
②解除を選択
③微信のパスワードを入力すれば解除される
VISA、Mastercard、JCB(一部AMEX)※、※JCBカードで支払いに失敗したという報告例を受けておりますが現場対応はほぼ無理ですのでご了承ください。
③利用シーン(微信支付)
※お店で支払うときは、微信支付のQRコードを提示してコードスキャンで読み込んでもらう、もしくはお店にある緑色のQRコードをスキャンすれば決済できます。しかし、個人QRコードか載せていない商店や屋台ではクレジットを通した決済できなくなります。また、個人間の送金もできません。
④クレジットカードとの紐付け方法
(支払宝=Alipay)
言語を「English」に切り替えることも可能
2.アカウント登録
日本の携帯番号でも登録可能、SMSで認証コードを受け取る
3.本人確認
パスポート番号、名前(パスポート通りのローマ字表記)を登録
パスポート写真のアップロードが求められる場合もある↓登録済みの方はこちらから↓
4.我的→銀行卡を選択
5.銀行卡の右上の添加卡をタップ
→添加銀行卡のページに移動
6.クレジットカード情報を入力
以下は上記の微信支付と同じ登録方法
7.認証
SMS認証やパスポート番号の入力が求められる場合があります。
8.解除方法
①銀行カード一覧のなかから解除を選択
②下の確認ボタンを押す
③支付宝で設定したパスワードを入力すれば解除される
VISA / MasterCard / JCB / American Express / Diners / Discover など国際ブランドは基本登録可能。ただし「使える場面」が限定されます。
⑤利用シーン(支付宝)
⑥まとめ
Alipayは中国全土向けのECサイトや観光・公共交通機関サービスとの連携に強く、外国人旅行者でも比較的安定して利用できます。ホテル宿泊、チェーン店での飲食、ショッピング、配車、鉄道・映画チケットの購入など幅広くカバーしています。ただし、身分証認証が必要な一部サービスには制限があります。
どちらもクレジットカード直結でチャージ不要、即時決済が可能です。都市部では両方を併用すると、ほぼすべての支払いに対応できる便利な環境が整います。
ただし、個人間の送金はできないのでそこは留意してください。