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【春のB級グルメ】変わり種炭水化物料理を巡る旅【山西省】2025.03.06

今回紹介する山西省変わり種メニューグルメマップ
炭水化物の魅力といえば、食べたときの満足感です。ご飯やパン、パスタなどはお腹を満たし、元気をくれます。中国の山西省では、土地がやせていてお米が育ちにくいため、小麦粉や高粱、オーツ粉を使った麺料理が発展し、記録に残っているだけでも280種類以上あるそうです。
今回は、そんな山西省のユニークな麺料理を紹介します。「犬の舌」「猫の耳」「腸詰め」「鉄のレンガ」など、名前を聞いただけではどんな料理か想像がつかないものばかりです!
今日は高速鉄道に乗って山西へ!6人の鉄道女性スタッフに案内してもらいながら、“名前と見た目が一致しない”変わり種炭水化物の美食の世界を探検しましょう。
铁路小姐姐推荐!坐高铁来“碳水大省”,品尝另类美食
第1の目的地:大同の炒块垒
作り方はとてもシンプル。
① まず、ジャガイモを厚めに切って蒸し、ほくほくになったら丁寧につぶします。② そこに莜面(エンバク粉)を混ぜ合わせ、小さな団子のように丸めたら、もう一度蒸してしっかり火を通します。
③ こうすることで、ジャガイモの自然な甘みと莜面の香ばしさがぎゅっと閉じ込められます。
④ 仕上げは炒める工程。鍋に胡麻油を入れて熱し、ネギを炒めて香りを立たせたら、蒸した“块垒”を加えて炒めます。
⑤ 表面がこんがりきつね色になって、カリッとしたらできあがり!
外は香ばしく、中はもちっとやわらか。素朴だけど、一口食べるとじんわり広がる優しい味わいです。
大同の块垒。料理の写真はすべてhttps://mp.weixin.qq.com/s/8je8BEOM09ZDa3_Z0iHQ2gより引用
大同南駅の鉄道員さんたちはとても親切なので、「炒块垒はどこで食べられる?」と聞いてみれば、きっとおすすめのお店をたくさん教えてくれるはず。きっと、「刀削麺や炸油糕(揚げ餅)、大頭麻叶(ごま風味の揚げ菓子)もぜひ食べてみて!」と、次々に美味しいものを紹介してくれるかもしれません。
せっかく訪れたなら、いろいろな味に挑戦してみるのも楽しいですね。大同の素朴であたたかい味わいを、ぜひ楽しんでみてください!
おすすめ案内人:楊酥迪
湖東車両区 車両工
第2の目的地:太原の头脑/灌肠
作り方はとてもユニーク!
①黄酒や酒粕、羊のスープをじっくり煮立て、そこに「煨面(ウェイミエン)」という特別な麺を加えます。
②さらに、羊肉、山芋、蓮根を入れて、じっくり煮込めば出来上がり。スープは香り豊かでコク深く、一口飲めば体の芯から温まるような味わいです。
③これにニラのおひたしと二両(約100ml)の黄酒を合わせれば、まさに最強の組み合わせ!
寒い朝でも体がぽかぽかと温まり、元気いっぱいの一日が始められそうですね。
太原の変わり種料理の头脑
毎日多忙
「時間がなくて老舗に行けない!」という方もご安心を。駅の待合室にも美味しいお店があるので、旅の合間にふらっと立ち寄ることができます。
熱々の「头脑」をひと口食べれば、じんわり広がる優しい味わいに、心も体もぽかぽか。寒い日でも、きっとあっという間に満たされるはずですよ!
旅の途中で楽しみたい!
太原のそば粉グルメの灌肠
太原・清徐県の名物料理「灌腸(グアンチャン)」。名前から腸詰めを想像するかもしれませんが、実はそば粉(蕎面)を使った伝統的な一品です。
灌肠「腸詰めとは違うのだよ、腸詰めとは」
* 熟成黒酢の深いコク
* ニンニク汁のほんのりした刺激
* カリカリのピーナッツが食感のアクセント
* ピリ辛の唐辛子油と濃厚な煮込みダレ(鹵汁)が味を引き締める
この組み合わせが、絶妙なハーモニーを生み出します。
①そば粉をこねる
②なめらかになるまでよく練る
③生地をのばす
④蒸してふっくらと仕上げる
⑤冷やして落ち着かせる
⑥型から外し、食べやすく切る
こうしてできあがった「灌腸」は、外はツルッと、中はモチモチ!噛むほどにそば粉の風味が広がります。
大同南駅の鉄道員さんたちはとても親切なので、「炒块垒はどこで食べられる?」と聞いてみれば、きっとおすすめのお店をたくさん教えてくれるはず。きっと、「刀削麺や炸油糕(揚げ餅)、大頭麻叶(ごま風味の揚げ菓子)もぜひ食べてみて!」と、次々に美味しいものを紹介してくれるかもしれません。
せっかく訪れたなら、いろいろな味に挑戦してみるのも楽しいですね。大同の素朴であたたかい味わいを、ぜひ楽しんでみてください!
* 花椒(ホアジャオ)のしびれる辛さ
* 八角の甘く華やかな香り
* 小茴香(クミン)のスパイシーな風味
* 香葉(ローリエ)の深みのある香り
これらのスパイスが合わさり、コクのある奥深い味わいを生み出します。
旅の途中で見つけたら、ぜひ一度味わってみてくださいね!
特におすすめなのは、熟成黒酢とピリ辛ラー油の組み合わせ。ほどよい酸味と香ばしい辛さが絶妙にマッチし、一口食べればクセになる美味しさです。
「時間がない!」という方でも、サッと食べられるので、忙しい旅の合間にもぴったり。ぜひ、太原の味を気軽に味わってみてくださいね!
おすすめ案内人:張暁琳
太原駅 旅客サービススタッフ
第3の目的地:臨汾の狗舌頭
「狗舌头(ゴウシェトウ)」
生地を細長くこねたあと、小さく切り分け、冷水に軽く浸して形を整えます。そして、両端を優しく引っ張ると、まるで犬の舌のような形に!
茹で上がった「狗舌頭」は、卵や角煮などの具材と一緒に炒めることで、しっかりと味が染み込みます。一口食べると、モチモチとした食感と豊かな風味が口いっぱいに広がります。
名前だけ見ると、ゲテモノにしか見えない狗舌頭
第4の目的地:運城の猫耳朵
①こねた生地を小さく切る
②木の台の上で親指で軽く押しながらひねる
③すると、まるで猫の耳のような形になり、裏側には貝殻のような模様が!
この小さくて可愛らしい形が「猫耳朵」の特徴です。
猫の耳の麺料理は広州や日本の新宿でも食べられる
🍜 特製の煮込みダレ(鹵汁)をかけてコク深く🍅 トマトと卵炒めでさっぱりと
🥩 豚肉と合わせてボリュームたっぷり
🥔 ピーマンとジャガイモ炒めと一緒に香ばしく
どの組み合わせも、もちもち食感と相性抜群です!
もし駅で鉄道の制服を着たスタッフを見かけたら、「近くの美味しいお店を教えてください!」と聞いてみましょう。もしかすると、地元の人だけが知る隠れた老舗をこっそり教えてくれるかもしれませんよ!
第5の目的地:陽泉の钢砖
本場の「钢砖」は、とうもろこし粉、小麦粉、砂糖を絶妙なバランスで混ぜ、なめらかな生地を作ります。それを専用の型に流し込み、丁寧に焼き上げると…
✔ 形はレンガそっくり!
✔ 焼き色はきつね色で香ばしい!
✔ 外はカリッと、中はふんわりモチモチ!
ひと口食べれば懐かしさが広がる
口に入れた瞬間、ほのかな甘みが広がり、やさしい味わいが舌の上でとろけます。まるで子どものころの懐かしい思い出がよみがえるような優しい味わいです。
硬いレンガの鋼磚は、実はパンだった!?
✔ 昔ながらの製法でじっくり焼き上げ✔ 外はサクサク、中はもっちり
✔ 香ばしさが口いっぱいに広がる!
あまりのおいしさに、「舌をかんでしまいそう!」と思ってしまうほどの絶品スイーツです