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【清遠日帰り旅行】春登山と名花巡り20232023.03.28


笔架山の入口で記念撮影
3年続いたコロナ移動規制が解除された年の最初の春、友和ではお客様を対象とした春のバスツアー「清遠日帰り旅行」を開催、清遠市の禾雀花基地及び票高1000mの笔架山に登ってきました。
長く苦しかったコロナ移動規制が終わった年にやってきた春の週末。友和では41名の参加者とともに、「清遠日帰り旅行」へ行ってきました。今回の目的は、今が広東で見ごろの禾雀花の鑑賞及び暑くならないうちに、清遠市でも屈指の観光スポットの笔架山に登っておこういう試みです。丸1日かけて参加してくれた皆様の様子を写真付きでご紹介します。

瀑布の麓の吊橋を渡る参加者たち
大型バスに揺られること約2時間。最初に着いた場所は清遠市内にある「禾雀花基地」というところ。禾雀花という花は日本人にとって馴染みがありませんが、この端は中国の華南一帯(広東、広西、江西、福建、貴州、四川など)に咲く花で、ちょうど2月から3月下旬にかけてが花のシーズンと言われています。見た目が小鳥のような形をした花で、実際「シマアオジ」という鳥が禾雀花とも呼ばれています。

禾雀花基地入口

休憩室では禾雀花の天ぷらと禾雀花のお茶(茶色)を振る舞ってもらった
訪れた禾雀花基地は、他の観光バスもたくさん乗り付けて園内は大人気。花を鑑賞しつつ、園内で用意された禾雀花の天ぷら及び独特の香りを漂わせる禾雀花のお茶をいただきました。
園内には何100本という禾雀花の樹が植えられ、「たわわ」という表現にぴったりなピンク色に染まった花弁を湛えた禾雀花がいくつものきれいな花を咲かせて参観者の目を楽しませてくれました。
お昼は地元料理店で食事。ここでは、ご当地名産の「清遠鳥」を使った料理に皆さん舌を鳴らしました。
午後からはいよいよ、笔架山の登山を開始。票高1000m差…とはいえ、食後の登山は睡魔が襲ってきたり、慣れない足元にあわや踏み外しそうになったりとヒヤヒヤの連続です。登ったときにかく汗よりも、高低差を覗き込んで肝を冷やした汗のほうが多いかもしれません(笑)。
小さい子どもも参加する同ツアーでは、お腹が膨れて眠くなった子どもたちが「パパ抱っこ」攻撃。抱っこして山を登ったり肩車して坂道をを乗るお父さん。せっかくの休日も子どもたちのために家族サービス。お疲れさまです!

これがメインにひとつ笔架山大瀑布。高さは208m
最初の見どころは、高さ208mの笔架山大瀑布。別名九重瀑布ともいわれ、9カ所の岩の間を塗って落ちる瀧の迫力にただただ驚かされるだけです。途中階段を登れば、とびきりの撮影スポットで記念撮影することもできます。次に行く手を阻む難関は、子どもたちが大好きなアスレチック。
「浮橋」という名の吊橋が何カ所も設置され、吊橋コースと登山道の2つのコースこそあるものの、子どもたちは足元が安定しない吊橋でも元気いっぱい。あとから付いてくるお父さんお母さんが、なんだか子どもたちに振り回されていて可哀想にも見えてきますが、家族団らんの素晴らしさが発揮できるのがこのツアーのいいところでもあります。
いくつもの難所を切り抜けて到着した頂上は「笔渓天壷」という場所。ここで十分な休憩をとったあと、下山をスタート。2時間以上かけて登ったこの山も下山では30分弱で降りることができましたが、予想以上の急坂を下るものだから、後で膝が笑っていたことはここだけの秘密です。途中、峡峰観瀑台から見る笔架山大瀑布の景観は、これまで溜まった疲労を引き飛ばすには十分な景色でした。
友和では、今年もお客様向けの日帰り旅行ツアーを企画します。次回の旅行に乞うご期待!