従化から嘉禾望崗まで運行していた14号線が9月28日より広州駅手前の楽嘉路駅(機場路地下)まで延伸される
広州市発展改革委員会は2025年9月23日付けの公式ウェブサイトにて、「広州市発展和改革委員会・佛山市発展和改革局による広州地下鉄13号線2期、14号線2期、11号線広州東駅の開通後における路線網運賃に関する復函」を発表した。これは9月末(28日と言われている)に開業する3路線の沿線利用者にとって非常に歓迎されるべきことである。
地下鉄13号線2期について

天河公園から魚珠までの13号線2期ルート
13号線2期についてだが、今回開通する区間は天河公園駅から魚珠駅までの区間であり、この区間の運賃は3元とされている。これにより、13号線全線(天河公園駅から新沙駅まで)の運賃は8元となり、現行の魚珠駅から新沙駅までの運賃より1元高くなる。
地下鉄14号線2期について

嘉禾望崗から楽嘉路までの14号線のルート
14号線2期は、開通する区間は嘉禾望崗駅から楽嘉路駅までの区間であり、運賃は3元。これにより、14号線全線(東風駅から楽嘉路駅まで)の運賃は11元となり、現行の東風駅から嘉禾望崗駅までの運賃より1元高くなる。
地下鉄11号広州東駅開業について

11号線の広州東駅開通に伴う変化もある。例えば、龍口西駅から広州東駅までは、これまでは11号線から3号線、さらに1号線(もしくは3号線空港線)へと乗り換える必要があり、運賃は3元であった。しかし、開通後は11号線で直通運転が可能となり、運賃は2元に下がる。また、沙河駅から広州東駅までの運賃は変わらないが、乗り換えが不要となるため、利便性は向上する。新たな駅出口は、広州東駅の北側にある広園快速路の北側に設置する工事を何度か目撃している。
地下鉄13号線および14号線の2期区間の開業はいずれも都市部の密集したエリアをカバーするため、運賃の大幅な変動はない。しかし、開通後は直通運転や乗り換え回数の削減により、移動時間が短縮され、利便性や通勤・通学の効率が大きく向上することが期待される。この点が、今回の開通における最大のメリットであると言える。
今年の年内中、地下鉄と都市間鉄道の開業によって市内移動の利便性が大きく飛躍する広州市。現時点では、14号線の最終区間が広州駅のひとつ手前にある楽嘉路駅止まりであったり、11号線の広州駅がまだ未開業であったりと、中途半端さは否めない。それでも新しい路線が開業すれば確実に便利になるわけで、大歓迎だ。市内の移動がさらにスムーズになるのは嬉しい限りだ。
