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【広州】デング熱流行っています2024.10.24

広東では蚊を媒体としたデング熱が大流行、天河区も10月14日から20日までの間27例が見られている。

※いらすとやより

1週間で497例のデング熱新規感染

感染は前週比で60例増加し、10月14日から20日までの間に497例の新規感染が報告されている。
内訳は以下の通り。
●白雲区:136例
●番禺区:85例
●荔湾区:63例
●越秀区:37例
●花都区:35例
●天河区:27例
●海珠区:26例
●増城区:9例
●南沙区:9例
●従化区:3例
●黄埔区:1例
輸入症例は66例(60例は広東省外からの輸入)で、海珠区32例、越秀区11例、増城区7例などに分布している。

デングウイルスは再感染の可能性あり

デング熱を媒介とするのが蚊。この時期は蚊が飛びやすい季節である※いらすとやより

 国務院特別手当専門家である王鳴氏は、「デングウイルスには4種類の型があり、1度感染しても他の型に対する免疫はなく、再感染の可能性がある」と指摘。特に再感染は重症化のリスクが高まると強調。デングウイルスは心臓や肝臓、腎臓だけでなく、脳にも影響を与えることがあり、脳症のリスクも存在するが、ワクチンは存在していないことを強調。
広東薬科大学付属第一病院の急診科主任である曽育輝氏も、7月以降、デング熱の受診件数が昨年の3~5倍に増加したと報告。広東では毎年デング熱が発生しているなか今年は症例数が増加。「今年は降雨が多く、湿度の高い環境が蚊の繁殖を助長し、デング熱の感染リスクを高めています」と曽氏は要因を説明する。
南方医科大学中西医結合医院の急診科副主任である呉曉偉氏によると、デング熱の流行には「大小年」の周期性があり、3~5年ごとに小ピークがあり、5~10年ごとに大ピークがある。今年は流行「大年」に入った可能性があると指摘。しかし、曽氏は「今年は確かにデング熱の症例数が急増しているが、過去のピーク時には達しておらず、今のところは制御可能な範囲内です」と強調している。

広州市疾病予防管理センターによる予防方法

●自宅周辺の水たまりを清掃し、清潔な環境を保つ。
●外出時には長袖や長ズボンを着用し、虫除けを使用する。
●蚊の活動が活発な時間帯(朝7時~10時、夕方4時~7時)は外出を控える。
●蚊帳や蚊取り線香を使用し、蚊の侵入を防ぐ。

 

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